「アブセンティーズム」「プレゼンティーイズム」とは?  3月7日(日)の活動報告

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3月7日(日)の活動報告は健康経営アドバイザーの勉強をして印象に残った事について書きます。
それは「アブセンティーズム」「プレゼンティーイズム」という概念です。
聞きなれない言葉だったので解説させていただきます。

まず「健康経営」ですが、これは「経営課題に従業員の健康問題(課題)を取り入れよう」という考え方で、そのための費用は「コスト」ではなくて「投資」と捉えます。
「従業員が自らの健康を損ねる」という事は会社にとっての経済的損失になる、という事です。

その背景になる事の概念に
①アブセンティーズム
②プレゼンティーズム
という概念があります。

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①アブセンティーズム
「アブセンティーズム」とは欠勤や休職で業務に就けない状態を指します。
会社をお休みしている状態です。

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②プレゼンティーズム
「プレゼンティーズム」とは、出勤はしているけど何かしらの健康問題で業務のパフォーマンスが落ちている状態を指します。
健康問題といっても状態は様々で、今の時期でしたら花粉症で辛い、腰痛がある、疲れ(疲労感)が抜けない、うつ病、など様々な状態があります。

今回特に伝えたいのは②プレゼンティーズムの方ですが、プレゼンティーズムによる労働生産性の損失が非常に大きいという事があるのです!
そちらの資料を示します。

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こちらはプレゼンティーズムがどのくらいの損失になるのかを調査した資料になります。

(経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課
企業の「健康経営」ガイドブック~連携・協働による健康づくりのススメ~:より引用)

特筆すべきポイントは「相対性プレゼンティーズム」の割合で、医療費・傷病手当金・労災給付金・アブセンティーズム、を合計した金額の3倍が損失として挙げられているという事です。
働く人の健康を損ねる事で計上されてしまう損失は計り知れない、という事が言えるのではないでしょうか?

健康とひとくちに言っても
・身体的な健康
・精神的な健康(メンタルヘルス)
・社会的な健康(経済的な健康)
と様々あるので、示す範囲が広い状態ではありますが、従業員の健康に対して投資する必要性がすごく腑に落ちました。

今回の記事はここまでとしますが、勉強してみて健康経営に取り組む意味がいろいろ見えてきたので、順次皆さんにお伝えしていこうと思います。
今回の活動報告は以上となります!!