明るく前向きに生きるためにPart.4 その原因になるもの:愛着障碍

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しずくの写真2

デイジー石澤です。

明るく前向きに生きる、というタイトルで自尊心について紹介しています。

第4回目の今回は「その原因になるもの:愛着障碍(あいちゃくしょうがい)」というタイトルで愛着障碍について紹介します。

問題行動を起こす人、ストレスを溜めやすい人の背景には愛着の問題がある、という事がよく言われます。
背景に何がある?という事をシェアしていきましょう。

過去の内容が気になる方は下記より過去記事をご覧になってください。
(クリックすると記事につながります)
・Part.1 自尊心とは?
・Part.2 自尊心が高いメリット
・Part.3 自尊心が低い人の特徴

 

愛着障碍・愛着の問題とは?

では本題に入ります。

愛着障害とは、母親などの養育者との愛着が何らかの事情で形成されず、情緒や対人関係に問題が起こる事を指します。

この時の「愛着」とは心理学の用語で、心理的な結びつきを指します。

この結びつきが適切なものであれば「適切な自尊心の醸造」につながりますが、適切でなかった場合には「自尊心」

いびつなものになってしまいます。

結果として「必要以上に人を恐れる」「誰に対してもなれなれしい」などの行動面に症状が現れる事があります。

具体的な特徴はこちらをご参照ください→→「Pare.3 自尊心の低い人の特徴」
(クリックするとページに飛びます)

 

虐待・ネグレクトがあった場合こころが歪む

原因として今回は虐待・ネグレクトを紹介します。

虐待には下記の3種類の種類があります。
「」内は厚生労働省の定義より抜粋

・身体的虐待
「殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、

縄などにより一室に拘束する など」

約1/3の確率で世代間連鎖(親の世代から子の世代に受け継がれる)があると言われています。

・性的虐待
「子供への性的行為、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフティの被写体にする など」

・性虐(せいぎゃく)とも言い、自分の性欲を満たすために子供にする。
・受けている本人は愛情表現と勘違いする場合もあり発見が遅れる事もあります。

 

・心理的虐待
「言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子供の目の前で家族に対して暴力をふるう(DV) など

・言葉の暴力
・親が出来が悪かった場合は、出来の悪い子をかばう場合もある
・出生順の差別は長期化する事もあり、その場合は子供の受けるトラウマは大きくなります


 

ネグレクトとは育児放棄の事で、厚生労働省の定義では
「家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて
行かない など」
とされています。

・始めから子供の面倒を見る気が無い「積極的な拒否(Reject)

・親が自分の事で精いっぱいで子供の面倒がみれない「消極的な拒否(Reject)

があります。

「どの様な事が?」「どのくらいの期間続いたか?」によって受けた傷の深さが変わります。

 

救いの道はないのか?

愛着の問題があったから人生それで終わりなのか...?

そんな事はありません!!

人生の中で出会う人のおかげで救われる例は枚挙にいとまがありません。

・恩師のおかげで
・友人に恵まれた

・配偶者、恋人に救われた
・上司のおかげで
・同僚のおかげで

 

など様々な人との出会いの中で問題を克服していく事は十分に可能です!!
そちらの方に目を向けてみませんか?