8月6日(金)の活動報告は新聞の記事を読んで感じた事について書きます。


8月6日は何の日？と言われれば「広島平和記念日」と答える人が多いのではないかと思います。
日本は世界で唯一の原爆が投下された国。
その被害はすさまじく、小学校の時に読んだ「はだしのゲン」を読んで子供ながらに恐怖した事を思い出します。



少し話が変わりますが、私の祖父は戦争経験者で、厳しい戦場を生き抜いてきた人です。
普段はあまり戦争の事は話しませんでしたが、お酒が入った時だけ少し聞かせてくれました。

敵に追われ命からがらに逃げてきた事、少年兵に殺されそうになって逃げてきた事など。
当時私は小学生でしたが、それでも(戦争って悲惨な事なんだ)という事を感じたものです。

帰還した皆さんの集まる「戦友会」なるものがあったとの事で、そこでその後の交流が続いていたそうですが、晩年になると戦友が一人また一人と亡くなっていき、寂しい心情をぼそっという時がありました。

例えば一緒にお墓参りに行った時の事ですが、戦友のお墓の場所を教えてくれて(みんな居なくなってしまう)と寂しそうにしていた事を今でも覚えています。



戦後の時代に比べれば、今の日本は豊かな国になり大きな発展をしています。
ただ、その発展の影には大きな犠牲があった事を私たちは忘れてはいけないのだと思います。

私の祖父は亡くなる時に、一族の今後の事を特に気にしていました。
残された者の役割とは、亡くなった方の想いをしょって幸せになる事なのではないかと私は思います。
それが今の私の生きる上での理念になっています。

日常にはこなさなければならない事があり、時折忘れそうになる時もありますが、節目ごとに思い出してぶれない人生を歩んでいきたいと思います。

今回の報告は以上となります!!