人間関係で問題を抱えている方の特徴 5月17日(月)の活動報告②

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5月17日(月)の2つ目の活動報告はSNS相談の業務について書きます。
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本日はSNS相談の業務がありました。
開始からいくらか期間が経ったので件数はそれなりでしたが、今回も重たい内容の相談がありました。
大切な事は安心して話せる場所を提供する事でその役割は果たせたかと思います。

今回は相談業務に関わっていて感じる事として人間関係で問題を抱えている方の特徴を1つ挙げたいと思います。
それは人間に対しての不信感があるという事です。

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事の背景としては幼いころの成育歴にさかのぼります。
3つ子の魂100までもという言葉もありますが、生まれてからおおよそ3歳ぐらいまでの間に保育者から十分な愛情がもらえたかという事がポイントと言われています。

十分に愛情がもらえた場合は、人は困った時に助けてくれる、人は信頼・安心できる存在である、などの様に人間に対して肯定的な印象を持つことが出来ます。
また自分にはその様にしてもらえるだけの価値があるという認識の下で自己肯定感を育てる事もできます。

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十分な愛情がもらえなかった場合は、人は困った時に助けてくれない、だから人は信用できない、人は自分に危害を加える存在だから怖い、など人に対してネガティブな印象を持ちやすくなります。
それと同時に、それは自分に価値がないからだ、などの様に自分に対して否定的なイメージを持ってしまう事があります。

両者が過ごす年月の積み重ねがどの様なパーソナリティーを築いていくかは想像に難しくないかと思います。
ただし、救いの道もしっかり用意されています!!
それは人生の中での出会いです。

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例えば親友から、知り合った先生から、先輩から、などなど出会った人から十分な愛情をもらえたと感じた時、人に対して・自分に対して肯定的なイメージに塗り替える事ができます。
そこに希望があります。

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人の心の中に見えないコップがあるとすると、いろんな人でそのコップに愛情を注ぐ。
コップがいっぱいになって溢れた時、その人の人間に対するイメージが変わる、という感じです。
我々相談員は、コップに愛情を注ぐ役割と思っていただけたらと思います。

とはいえ、中には支援先や病院などを転々とする方も一定数いらっしゃいます。
その時の考え方としては、支援者全体でその方のコップに愛情をそそぐべくバトンをつなげていく、という認識でいます。
全ては、目の前の方の幸せのため、相談員ってそんな仕事だと思います。

今回の報告は以上となります!!