一見良い様に見えるが実は...  5月11日(火)の活動報告

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5月11日(火)の活動報告はニュースを見て感じた事について書きます。

400ワクチン・注射器のイラスト
今回見たニュースは、WTO(世界貿易機関)で議論されている新型コロナウイルスワクチンの特許権の放棄についてです。

新型コロナ禍においてワクチンの接種が始まりましたが、そこにも格差があり問題になっています。
先進国はワクチンの確保・接種が始まっているのに対して確保できない国が多い現状があります。
そんな中で浮上したのが「特許権の放棄(または一時的な放棄)」です。
請願しているのは国境なき医師団や100か国以上の途上国なのだどか。

450世界地図のイラスト
そうする事によって「ワクチンを広い範囲に広める事ができる」という事が趣旨の様で、良い事を議論しているとその時は思ったのですが下記の様な事情があるそうです。

・中国やロシアに情報が流れてしまう懸念。
・ワクチン製造のための原材料の争奪戦になってしまう。
・ワクチンの開発には莫大な開発費がかかっているので、今後ワクチン開発に名乗りを挙げる企業が無くなるという事につながるかもしれない
・特許を放棄したとしても、製造するには技術力が必要。質の悪いワクチンが出回るのではないかという懸念。

.....などなど。

400腕組みして考える男性サラリーマン.jpg
なるほど...そうなると一概に特許権の放棄が良い事であるとは言えないと感じました。
今後も動向を見守っていこうと思います。

本日の報告は以上です!!